駅や空港、役所の待合室といった公共性の高い場所に行くと、しばしば「AED」と書かれた赤い看板を目にします。AEDは医療機器の一種で、日本語では自動体外式除細動器と呼ばれています。簡単に言えば心臓発作を起こした人に対して電気ショックを与え、心臓の働きを元に戻すために使われるものです。ガイダンスに従って使用すれば、電気ショックが必要かどうかの診断も含めて自動的に動作を行うので、たまたま通りがかった人などでも使えるようになっています。
このAEDですが、いくつかの自治体では一定の要件を満たした場所では設置を義務付ける動きが見られます。また、それ以外の自治体でも、緊急の救命活動に役立つ機器であるとして設置を推奨するところが少なからず見受けられます。そのため、学校やオフィス、工場など、多くの人が集まる場所ではそれぞれの管理責任者がAEDの設置を決定または検討するようになってきています。AEDは購入するとなるとかなりの高額となりますが、低コストで導入できるレンタルサービスもあります。
レンタル品であれば月ごとの定額利用料を支払うだけで設置できますし、利用期間にも柔軟性があるため、たとえば期間限定のイベント会場などに設置する際にも便利です。本体にはバッテリーが組み込まれており、こちらは消耗品となりますが、レンタル品ならばサービス事業者が定期的に交換してくれるので、メインテナンスの面においても安心です。
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